筋肉は疲れると硬くなります。
1日中のデスクワーク、長時間の運転で、肩こり・腰痛を感じたという経験はありませんか?
そんな時、筋肉の中では酸素が不足し、乳酸等が作られています。すると筋肉は硬くなり、コリやだるさを感じるのです。
つまり、同じ姿勢を続けたり、特定の筋肉ばかり使い続けることが、コリの原因の1つです。
血行不良は筋肉をさらに硬くする原因になります。
入浴やマッサージで肩こり・腰痛がラクになることはありませんか?血液の流れが良くなると肩こり・腰痛も改善される。このような肩こり・腰痛の原因としては、血行不良が考えられます。
疲れて硬くなった筋肉が近くを通る血管を圧迫し、血行を悪くしてしまいます。すると筋肉の中に発生した乳酸等が流れていかず、筋肉内にたまってしまいます。 また、筋肉にとどく酸素の量も減り、さらに乳酸が作られ、筋肉が硬くなります。そうすると、ますますコリを感じるようになります。
気になる部分の末梢神経がダメージを受けているからかもしれません。
もんでもよくならない、ジーンとする、いつも同じところがこる、そんな経験はありませんか?そのようなコリの原因には末梢神経(*)のダメージが考えられます。
疲れて硬くなった筋肉や、たまった乳酸等の刺激によって、近くを通る末梢神経は圧迫されたり、ダメージを受けたりします。
末梢神経は、それ自体が痛みやしびれを脳に伝える神経であるため、圧迫されたりダメージを受けると、その場所がジーンとしたり、違和感が生まれたりします。
それがコリや痛みとして感じられるのです。
(*)末梢神経は、脳や脊髄以外の全身に張りめぐらされた神経のことです。
監修
筑波大学卒業後は麻酔科入局。東京医科歯科大学で非常勤講師としてダイバー対象の高気圧酸素治療や研究に取り組む。潜水医学の研究でハワイ留学経験あり。帰国後はペインクリニックや漢方医療のほか、美容診療に取り組み、2006年4月、はるみクリニックを開業。
まとめ
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