普段の生活で注意すること(肩こり編)予防【肩こり・腰痛の予防のための注意点】

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普段の生活で注意すること

肩こりは予防が第一です。肩こりの人は日常生活をふり返ってみてください。「だから肩がこったんだ」と思い当たることがきっとあるはずです。年をとれば首の骨が老化して肩こりは誰にでも現れます。しかし、その程度をできるだけ軽くするためにも、今すぐ肩こりを予防する生活を始めましょう。

運動不足

机にばかり向かっていて運動をしなかったり、車にばかり乗っていて歩かなかったり、もともと運動をすることがきらいだったりすると、肩がコリやすくなります。

悪い姿勢

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うつむき姿勢で長時間パソコンにかじりついていたり、寝ころんで本を読んだり、背が高いことを悩んでネコ背になったり、逆に、ネコ背を直そうとして胸を張りすぎたりしていませんか? 悪い姿勢と運動不足が続くと、肩こりになりやすく、治りにくくなります。毎日、意識して、正しい姿勢を身につけるように努力しましょう。

肩こりになりにくい姿勢

目の使いすぎ

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暗いところで本を読んだり、テレビを見すぎたり、メガネの度が合っていなかったりする場合、目はとても疲れてしまいます。
目の疲れは、肩や首の筋肉の緊張を引きおこし、肩こりを呼びます。
目を1分ほどじっと閉じているだけでも目は休まります。とくに細かい文字などを見続ける仕事の人は、よく目を休ませてください。

過度の運動

自分の限界以上の運動は肩を痛めることが多いものです。何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」と肝に銘じて、過度にならないようにしてください。

ストレス

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悩み事があって寝不足が続いたり、仕事がうまくいかずストレスがたまったりしておこる肩こりは、そのストレスが原因です。しかし、現代社会はストレスの連続です。 上手に発散させたいものですが、徹夜マージャンや長距離ドライブなど、同じ姿勢を長時間続けるようなものはストレスは発散されても肩こりは治りません。

疲労

肩こりに限らず、疲労は、あらゆる病気の源です。その日の疲れはその日のうちにとりましょう。

太りすぎ、やせすぎ

太りすぎの人は背骨にかかる負担が大きく、運動不足にもなりやすくなります。また、やせすぎの人には筋骨の弱い人が多く、猫背になりやすくなります。

靴、ハイヒール

足に合わない靴やハイヒールは、肩こりや腰痛のもとになります。

睡眠不足

睡眠不足は睡眠時無呼吸症候群や姿勢等からくる睡眠の質の低下により起こり、肩こりや腰痛の原因となります。

監修

柳本澄孝 先生 profile

  • 青山整形外科クリニック
  • 整形外科(一般・スポーツ)・外科・皮膚科・リハビリテーション科・ペインクリニック


私立大学医学部付属病院に入局、大学病院や関連病院勤務、付属病院整形外科講師を経て、青山整形外科クリニック院長就任。様々な環境にある方が、心身ともに健やかな生活が送れるよう努めている。

まとめ

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