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ナボリン開発物語 ビタミンB12の歴史
第三話
腰痛・肩こりの治療薬
「腰痛や肩こり」は、はやく改善したいものですね。腰痛・肩こりの感じ方は様々ですが、「ジーンとする」「ピリッとする」「もんでも良くならない」「お風呂に入っても痛みが緩和しない」といった腰痛や肩こりの場合、多くは末梢神経が傷ついていると考えられます。
画像-中枢神経と末梢神経
イメージ図
末梢神経とは、脳や脊髄などの中枢神経から、手足、目、耳、皮膚、内臓など、私たちの全身に広がっている神経のこと。脳の命令を手足に伝えたり、その逆に、目や耳、皮膚などで得た情報(刺激)を脳に伝えたりといった働きをしています。しかし、その末梢神経自体に障害があると、どうなるでしょう? そこから、痛みやしびれ、こりなどを感じてしまうのです。つまり、腰や肩の末梢神経が傷ついていると、痛みやしびれを伴う腰痛や肩こりとして症状が現れるのです。
こうした末梢神経の傷を修復して、腰痛や肩こりをやわらげるのが、4種類あるビタミンB12の中でも活性型のメコバラミンです。

メコバラミンは1972年(昭和47年)に医療用の薬として使用されるようになりました。当初は、シアノコバラミンやヒドロキソコバラミンなどと同様に「ビタミンB12欠乏症」や「貧血」を改善する薬として使用されていました。当社(エーザイ)でも、1953年(昭和28年)に国内初のビタミンB12の医療用医薬品としてシアノコバラミン製剤を発売しました。その後、メコバラミンには末梢神経の障害を修復する作用があることを見出し、現在では末梢神経障害の治療薬として、整形外科領域を中心に「腰痛・肩こり・神経痛の治療薬」として使用されています。病院で使用されて30年以上が経過した今でも、多くの方々に処方されています。
画像-シアノコバラミンの注射剤 画像-メコバラミンの内服剤(錠剤) 画像-メコバラミンの内服剤(錠剤)
▲シアノコバラミンの注射剤 ▲メコバラミンの内服剤(錠剤)
第一話 ビタミンB12発見の歴史 第二話 「貧血」から「神経修復」の治療薬へ 第三話 腰痛・肩こりの治療薬
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