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全身をくまなく循環する血液
大人の血管の全長は、なんと約9万kmもあり、心臓から大動脈へと押し出された血液は、動脈、毛細血管、静脈を通って、最後に大静脈から再び心臓に流れ込んでいます。それぞれの血管はその役割に適した構造になっていて、高い圧力がかかる動脈の血管壁は厚く、重力に逆らって下から上へ血液を押し上げる静脈には逆流を防ぐ弁があります。

筋肉が硬くなると血行が悪くなる
血管の壁が厚く弾力性に富む動脈は、心臓の収縮により送り出された血液の圧力でふくらんだり収縮したりして血液を送っています。 それに対して静脈は自分で血液を運ぶ力はほとんどなく、足の筋肉が収縮したり弛緩したりしてポンプのように血液を押し上げています。
そのため、長時間同じ姿勢をとり続けたり、運動不足だったりすると、筋肉が硬くなって血液を押し上げる力が弱くなり、血行が悪くなってしまいます。

交感神経が血管の収縮と拡張をコントロールしている
寒い時に手足の先が冷たくなるのは、皮膚の血管が収縮し、血行が悪くなって皮膚まで運ばれる血液が少なくなったためです。
このような血管の伸縮をコントロールしているのが自律神経の交感神経。寒い時は皮膚の表面から体温が奪われないように血管が縮み、反対に体温が高い時は皮膚から熱を発散しやすいように血管を広げます。
画像-副交感神経が血管を広げると血行がよくなる 画像-副交感神経が血管を広げると血行がよくなる
イメージ図
心臓から送り出されるのが動脈、戻ってくるのが静脈。
成人の血液の量は体重の約13分の1。たとえば体重65kgの人なら血液は約5kgあります。
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動脈のしくみ・静脈のしくみ
画像-動脈のしくみ・静脈のしくみ
イメージ図
動脈のしくみ
心臓から伸びている動脈は、枝のように細い血管に分かれていき、毛細血管まで新鮮な血液を送り届けます。
静脈のしくみ
細胞から二酸化炭素などの老廃物を受け取った血液は、毛細血管から小静脈、大静脈へとしだいに太い血管に集まってきます。

毛細血管
画像-毛細血管
イメージ図
毛細血管は、直径100分の1mm程度の極細の血管。全身に分布し、骨の中にまであります。各組織内を網の目のように走り、組織細胞に酸素や栄養分を運び、二酸化炭素や老廃物を受け取ります。

血行が良い、悪いとは
画像-血行が良い、悪いとは
イメージ図
冷たいと感じやすい部位
血管の収縮や拡張は交感神経でコントロールしています
血管が拡張されて血液の通るトンネルが広くなると、血液はスムーズに流れるようになり、血行がよくなります。また、血管やそれをとりまく筋肉も柔軟性をとり戻し、血行を促す働きがあります。
血管が収縮すると血液への抵抗が高くなり、血行のさまたげになります。また、血管やそれをとりまく筋肉も硬くなり柔軟性がなくなるので血流が悪くなってしまいます。
腰痛・肩こりの原因 血行の障害
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